看護部の理念
病院の理念である地域に根ざした整形外科病院で働く看護職として、笑顔と思いやりの心を持ち、前向きで質の高い看護を提供します
看護部目標
全体目標
- 患者さんに思いやりを持ち、安全で安楽な環境を提供する
- 在宅復帰がスムーズにできるように、関連部署との連携を密に支援する
- 整形外科看護職員として、知識と技術が習得できる看護教育体制の充実を図る又、積極的に研修に参加し、専門性の高い看護を目指す
3階病棟:一般病棟 (32床)、地域包括ケア病棟 (22床)
1. 患者さんに統一した看護を提供する
- 勉強会の参加
- 情報の共有
- カンファレンスの定例化・参加
2. 患者さんに安全・安楽な看護を提供する
- 患者一人一人にあった看護目標の立案と評価
- 報告の義務とすばやい対応
- 声だし確認
- 私語を慎む
3. 健康管理に注意する
2階病棟:回復期リハビリテーション病棟(55床)
1. 安全、安楽に努める
- 早期に患者の状況を把握し、問題点を明確にする
- 先の予測をし、危険防止に努める
2. チーム(Dr、リハビリ、MSW、栄養士)の連携を密にし、早期にゴール設定する
- 個別性を生かしたゴールへ向けて十分な情報交換を行う
- 十分に評価し、患者のレベルに合った援助を行う
3. 接遇面の改善
- お互いに気持ちよく働けるよう 患者、家族、職員への挨拶、応対を丁寧にする
- 思いやりを持って優しく、笑顔で看護してゆく
- 私語を慎む
外来
- 相手の立場に立ち、優しく接する
- 確認作業を徹底し、他部門との関係を円滑にして医療ミスを無くする
OPR・中材
- 滅菌操作の徹底・器械の事前点検にて、SSIとインシデント等の発生を予防する
採用者のオリエンテーション
指導者
病棟師長・主任をはじめ、リーダー業務を経験している看護師
1週目~
- 目標
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- 病院内の約束事・他部署との関わりを知る
- 病棟の流れを知る
- 職員・患者紹介
- 申し送りに参加 回診の見学(回診時、実際に介助を経験する)
- 記録類の記入方法・パス類の説明・機材の使用方法・装具の種類を覚える
- リハビリの見学
- MRI・DXA(骨量測定)の見学
- 車椅子・サークル・松葉杖など移乗、移動方法の実際
2週目~
- 目標
-
- 整形外科看護の概要を知る
- 処置・検査・手術等の実際を身につける
- 定期入院を受け持ちながら、約束事・記録類の実際に携わる
- 部屋持ちを通し、処置を覚える
- フリー業務に就き、注射・回診の介助等を覚える
- ギプスカット・ギプス巻きの介助を経験する
- ミエロ、神経根ブロックの介助(初めは見学、2回目は指導者と共に、3回目は主体で)
- 手術前日・当日・翌日の看護(小手術から実施し、脊柱・人工関節まで)
1ケ月~
- 目標
-
- 整形外科疾患を理解し、基礎技術が出来る
- 平日の日勤業務が出来る
- 臨時入院の対応
- 入院から退院までの、各疾患別ADLの把握(食事・排泄・入浴・更衣・行動など)
2ケ月~
- 目標
-
- 休日の日勤業務ができる
- 遅出業務ができる
- 土曜日のA/P・休日の日勤勤務
- 救急当番日(土曜日のA/P)の勤務
- 平日の遅出勤務
- 土曜日、休日の遅出勤務
3ケ月~
- 目標
-
- 夜勤業務ができる
- 深夜の初回は指導者と3人で行う
院内勉強会の取り組み
目的
専門職として、質の高い看護を目指す為の教育支援
内容
- 院内外のDrを講師に招いての講習会
- 各委員会主催の研修会(感染・褥瘡・ヒヤリハット・患者サポート
- 新薬剤、新機種についての説明会を随時実施しています
- 年間10回以上の研修会を実施
病棟紹介
急性期病棟
急性期病棟は、急性期一般病床と地域包括ケア病床により構成されています。
急性期一般病床は、検査や手術を目的とした入院や、外傷による緊急入院の患者さんが多くいます。また、地域包括ケア病床は、急性期治療が落ち着き在宅復帰を目指す患者さんがリハビリテーションを行っています。
突然の入院・手術で不安を抱いている患者さんに、少しでも安心して入院生活を送っていただけるように、きめ細やかな看護の提供を心掛けながら日々努力をしています。また、高齢の患者さんや独居の患者さんが増えていく中、一日でも早く希望する場所・生活に戻れるように、医師・薬剤師・理学療法士・作業療法士・栄養士・ソーシャルワーカーと連携しながら看護を行っています。
回復期病棟
回復期リハビリテーション病棟は、骨折など(大腿骨頚部骨折・脊椎圧迫骨折・骨盤骨折など)で障害が残存している方や体力が低下して以前の生活に戻ることに不安がある方を対象にリハビリをおこない在宅復帰を目指す病棟です。個人のレベルに合わせたリハビリは、土日祝日も実施しています。医師をはじめ看護師・介護福祉士・理学療法士・作業療法士・栄養士・医療ソーシャルワーカーなど多職種のチーム医療でできる限りのADL向上のために取り組んでいます。
看護師は、患者さんが安全でスムーズなリハビリを受けられるよう日々の状態観察を行います。一人一人の患者さんには退院までをサポートする担当の看護師がついており患者さん・家族と共に在宅復帰・社会復帰を目標にしています。
入院中の離床やコミュニケーションのきっかけとして毎日のオリジナル体操や月に1度のレクリエーションをおこなっています。また、骨折で入院している方が多く再骨折予防のための骨粗鬆症勉強会も開催しています。体験した患者さんには好評でしたが、現在、コロナ禍でいずれも中止しています。
コロナ禍でも骨粗鬆症勉強会は大切なことと考えていますので紙芝居風資料を使用して集団勉強会から個別勉強会に替えて継続しています。
- 定期的なカンファレンス
患者さんの状況に応じてゴールを設定し、定期的に見直し、必要時家族も参加して行なっております。 - 退院に向けて、患者さん、家族の意向に沿った退院に向けて相談を承っております。