メインコンテンツへスキップ

研究・活動・実績

当院における骨粗鬆症への取り組み

骨粗鬆症・サルコペニアリエゾンサービスチーム

当院では、1991年より骨粗鬆症に対するチーム医療を開始し、現在では『骨粗鬆症・サルコペニアリエゾンサービスチーム(Osteoporosis Sarcopenia Liaison Service、OSLS)』としてチームを組み、多職種のスタッフが連携し、骨粗鬆症の治療に取り組んでいます。より実効性のある骨粗鬆症の予防と治療の普及をめざし、日々研鑽を積み重ねながら、最先端の医療の提供に貢献しています。
また、当院には第1回骨粗鬆症マネージャー認定試験合格者が3名在籍しています。
骨粗鬆症のことならなんでもご相談ください。

※骨粗鬆症マネージャー制度とは、「より一層充実した骨粗鬆症の予防、診断と治療とを提供し、また広く社会啓発活動を行うことで、超高齢社会における健康格差の縮小と健康寿命の延伸に貢献することを目指し、学会として「骨粗鬆症リエゾンサービス」(Osteoporosis Liaison Service、OLS)の役割を担う、骨粗鬆症に関する知識を有するメディカルスタッフを専門スタッフとして認定する制度」(引用:日本骨粗鬆症学会ホームページ)です。

骨折を予防するために

丈夫な骨を作るための食事

日ごろから筋力とバランス能力を維持向上させることで、転倒による骨折の予防・リスクを軽減することが可能となります。
下記のような運動を行い、骨折を予防しましょう。

※上記の他にも様々な運動があり、患者さん個々に適した運動方法があります。詳しくはリハビリテーション科にお尋ねください。
また、リハビリテーション科では、「ロコモティブシンドローム」(ロコモティブシンドローム:運動器の障害のために移動能力の低下をきたした状態。進行すると介護が必要になるリスクが上昇する)、特に「サルコペニア」(サルコペニア:別名筋肉減少症。加齢に伴う筋力の低下または老化に伴う筋量の減少)の予防に力を入れています。
年齢とともに自然に筋力は低下し、転倒の危険性が高まります。日頃の運動習慣で、転倒・骨折を予防しましょう。

もし、骨粗鬆症で骨折してしまったら

もしも、骨折してしまったら、寝たきりにならないよう、できるだけ早く手術やリハビリを行い、早期自宅・社会復帰をめざします。
当院の最大の特徴は、骨折してすぐの急性期から、回復期まで一貫した治療が可能であることです。回復期リハビリテーション病棟では土日祝日は勿論のこと、大型連休・年末年始にも365日リハビリが可能であり、退院後の外来でのリハビリも充実しております。
患者さん個々の身体状況や環境に応じて、サルコペニア、ロコモティブシンドロームを予防する運動(通称ロコトレ)や宮腰法を中心とした骨折の再発防止のための運動や、転倒につながる環境の改善についてのアドバイスも行います。
骨の健康は体の基本です。健康で楽しい老後を過ごすために、骨と関節の健康を守りましょう。