当院では、「食事も治療の一環である」をモットーに、管理栄養士の管理のもと、「安全で、おいしい食事」を提供できるよう、スタッフ一同、心を込めて毎日の食事を提供しております。
業務内容
- 入院患者さまへの食事の提供・・・食事は医師の指示で決められます。
- 栄養管理・・・疾患や、栄養状態によって栄養管理計画書を作成します。
- 個別対応・・・摂食不良や嚥下困難な患者さまに個別献立や病室訪問を行います。
- 栄養相談・・・食事療法が必要な疾患の患者さまを対象に医師の指示のもとに栄養相談を行います。(入院・外来)
入院中の食事について
食事時間
- 朝食・・・8:00~
- 昼食・・・12:00~
- 夕食・・・18:00~
特色
整形外科の中でも骨粗鬆症専門医療をおこなっていることもあり、毎月第2水曜日には「こつこつ給食」という、1日でカルシウムが900mg以上・ビタミンDが10~20㎍摂ることが出来る食事を提供しています。
これは、骨粗鬆症の予防と治療ガイドラインで骨粗鬆症の治療のためには1日700~800mgのカルシウム摂取と、併せて10~20㎍のビタミンDの摂取が勧められているためです。
この日は、特殊食品などは使わずに、簡単に入手可能な食材だけを使用して、患者さまが退院されたあと、ご自宅でもチャレンジして頂けるように「給食だより」や「レシピカード」でメニューを紹介しております。メニューのこつこつレシピでもご覧いただけます。
また、第4金曜日を「お弁当の日」として昼食を松花堂弁当での提供をしております。
食事形態
*手や肩などの上肢の骨折や、ベッドから起き上がることが出来ない患者さまには、主食をおにぎり、おかずを一口サイズの串刺しで提供しております。介助ではなく、ご自分のペースで食べることができると好評を頂いております。
- 主食・・・普通の硬さのご飯のほかに、「お粥ではなくご飯を食べたいけど普通のご飯では硬くて食べられない」という声を患者さまより頂き、柔らかく炊いた軟飯(なんはん)の対応を始めました。ご飯、軟飯、お粥よりお選びいただけます。
- 牛乳・・・骨のためには飲んで頂きたいのですが、飲めない患者さまは、ヨーグルト、乳酸菌飲料、ジュースよりお選びください。
- その他・・アレルギーや肉や魚が食べられない等の場合は、他の食品に変更した献立にて対応いたします。患者さまによって程度は異なるので、ご相談ください。
その他
こつこつ給食以外の食事でも、カルシウムを積極的に取り入れた食事を提供しております。
「昨日のメニュー、退院したら自宅でも作ってみたいのでレシピ教えて!」などと病棟訪問時に声をかけて頂けたら、喜んでお教えいたします。退院されるときには、「骨折しにくいカラダをつくるヒント」を目と舌で覚えて、お持ち帰りくださいませ。